2017年02月27日のつぶやき
- 2017.02.28 Tuesday
- 03:10
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『董のお茶会』
タクシーを降りるとキョロキョロと辺りを伺う。
向かうのは道を挟んだ店なのだが、自分自身でも客観視できるほど挙動不審だ。
アンティーク着物『戻橋』、息を吸って少し重い引き戸に手をかけると
中から百花繚乱の風が押し寄せてきた。
息を止めながら後ろ手に戸を閉めると、カウンターの中から
「いらっしゃいませ」と店主の声が聞こえる。
まとわりついた気配は一瞬にそれぞれの棚や衣紋掛けに戻っていった。
どこか菖蒲のような風情がある店主は男性で、着物がよく似合う。
いつもながら凄い愛想笑いをしてくれると思うのは目の錯覚で、
時折頭骨の歯が透けて見えるだけである。
(オモテさんは好みなんやけど。)
どちらと話せばいいのか悩むのも無粋な気がして「2時から予約を…」と、
上を指さした途端、小さな足音が聞こえる。
小枝を渡るような所作で階下に降りてコチラを見た女性は
「もう暫くお待ち下さい」と言うなり忙しなく暖簾の奥に消えていく。
奥にナニがあるのか気になるが、何も考えない事にして
誰も弾いていないピアノの音に耳を傾ける。
その間にも1人、2人と同じ目的の客が店を訪れはじめる。
時が近づいてくる、店内の様子が変わるのがわかる。
見えるとか聞こえるではなくただ感じるのだ、微かなネジを巻く音、
何かを引き上げる音、ゆっくり動き出すオートマタ。
そんな気配だけを追っていると最後に許されたようにカチッと小さな音が響いた。
これは確かに聞こえた音のようで客が揃って階段の方を見た。
今度は足音を立てずに現れていたエプロン姿の女性が
「お待たせいたしました」と客をいざなう。
目が合うが先ほどのように人なつっこい笑顔は無く、綺麗な横顔が
我々ではない何かを見ていた。
古い日本家屋2階、その急な階段に脚を置く。
一段、また一段と昇る度に歯車が廻る。
何度訪れても進むのか、戻るのかがわからない。
ただ何となくではあるが一段ごとに1時間程の時を刻むという事だけは知っている。
午後2時丁度に階段を昇り始め、
数え12段でステンドグラスの入った豪奢なドアの前にたどり着き、
時刻は丑三つ時となった・・・・。
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注*上記文は私の妄想です。
ちなみに、ドアの向こうはこんな感じ。↓
ほっといたらステンドグラスのドアの向こうの世界まで妄想全開で書いてしまいそうで
戻って来られないと困るのでここいらでやめておきます。
でも実際のお茶会では、そりゃも〜あんなことやこんなことが繰り広げられましたともさ。
それは次回、ご自身で体験されることをオススメいたします。
『演劇秘密結社ピーピー・スー』を知らない方にはわけのわからん記事ですみません。
エミさんと華ちゃんの作り出す世界観って、阿鼻叫喚妄想のるつぼなので
いつもどこかしら感覚が刺激されます。
と言うことで、知ってても知らんかっても、押しついでに次回公演予定を載せておきます。
第13回公演「鈍色人魚」 4月15日〜4月23日 · 戻橋 modoribashi
すごく気に入って我が家に来て貰ったコンポート。
いつかその回りに似合う器が集まってくれたらな・・・なんて思っていたら。
素敵なカップがやってきてくれました。
ターコイズのスリーピングビューティーみたいな色が大好き。
ブルー系はみんな好きだけど、トキメクとかキュンとする色ではなくホッとする色。
コンポートはハチドリだけどカップの鳥はスズメなんです。
スズメ好きだからそれも嬉しくて♪
このカップはいつもお世話になっている『虎轍』さんからやってきました。
気にかけてくれて、さりげなく似合うカップの存在を知らせてくれました。
私がその写真に気づかなければ、ウチに来てない・・・ぐらいさりげなく。(笑)
こういうお店、大好きです。
『紅茶教室』に行ってきました。
今日は「物語のある紅茶を愉しむ」です。
紅茶と言えばイギリスですが、イギリスでは90〜95%ティーバッグで紅茶を
淹れるそうです。
以前そう言う話は聞いてガッカリしていたのですが、今日のお話で
ティーバッグの考えが少し変わりました。
歴史も面白いし、淹れかたでとても美味しくいただくことが出来ます。
そして軟水(日本)と硬水(イギリス)の違いによってティーバッグを
引き上げた後の違い!Σ(゚◇゚;)
そう、ティーバッグ搾り器の存在に爆笑でした。ヾ(≧▽≦)ノ
紅茶は奥が深いけど、ティーバッグはなかなかトリッキーでございます。
「ウェルシュティーケーキ」の作り方では、先生がいつものようにお話をしながら
あっという間に作って下さいました。
ウェルシュティーケーキだけではなく、レモンケーキもあります♪
今日はこの2種類のお菓子かな?と思っていたら・・・
カスクートまで登場。それもハート型。(^^)
みなさんそれぞれ自分でティーバッグの紅茶を淹れ、先生が淹れてくれた紅茶も
いただき、今日も紅茶三昧でございます。
アールグレイのこと、レモンティーのこと、紅茶の出てくる映画の話。
それに先生がイギリスにホームステイしたお話は皆さんビックリな裏話が!
紅茶をいただきながら聞く盛りだくさんの紅茶ストーリーは、
さすが紅茶と言わんばかりの抽出量でございました。
ではでは、また来月〜♪(^^)/
今年もケーキを焼きました。
いつものとおり「見た目はいまいちだが味はそこそこ」のジュディーケーキ。(^^;)
栗好きの相方のため、正月から温存していた栗の甘露煮の瓶詰めを開封し、
半分に切ったものをケーキ型にセッセと並べました。
今年のポイントは「ワンショット追加」。
スタバの抹茶フラペチーノには必ずコーヒーをワンショット追加して貰うのですが
それの逆バージョンをやってみました。
チョコ生地に抹茶を追加したのですが、フツーの抹茶だとバランスがとれるまでに
かなり入れることになるので、明治メルティーキッス 薫る濃抹茶を刻んで混入。
そのおかげもあり、しっとりした生地がほんのり和風テイストで、和栗の甘露煮とも
良い相性でした。
夜遅くに帰ってきた相方も「美味しい」と言ってくれたのでよかったです。
きのうは夜遅くて私は食べなかったので、今日はおやつに一切れ食べて、
後はまた相方のお楽しみ♪
さて、明日は『紅茶教室』なのでもう今からワクワクです。
近所にある従兄弟の海苔会社に海苔を買いに行くと「はい、コレ♪」とボールペンをくれた。
なんでも会社が出来て100年だそうな。
100周年だからって何もないらしいのですが、キリが良いからボールペンでも
と、作ってみたそうな。(^^;)
せっかくだからもうチョット特別感出したら?と相変わらず商売ッけないなと思いつつ、
地味に美味しいものを作ってくれる親戚が誇らしいです。
とりあえず200周年は見られないと思うので、私の中で盛大に祝っときます。
海苔がお好きな皆様、御自分用やご贈答の機会がございましたら、
どうぞ『淡島海苔』をよろしくお願いいたします。m(_ _)m